『来週本番ですね』
- snufkaninfo
- 2022年5月21日
- 読了時間: 2分
『来週本番ですね』
『おかしいな、2週間前に別件で公演してたはずですがね』
やっちまった。軽めの台本出すつもりだったのにまた全力で書いちまったんだ。役者さんたち本当に申し訳ない。でもやりたかったし、やっちまったもんは仕方ないだろ? やめろよ、そんな目で俺を見るのはよ‥
萩さんもあれだよ、いつものスカした‥いやすました顔してるけど目の奥がもうアレだよな‥あんな台本書いてきやがるし、演出スパルタで松本さんが地面に転がってるし。
まあ、そんなこんなだ。
福島ブリコラージュこけら落とし公演第一弾は、狂気と無謀を携えていわき市よりの殴り込み、その勇姿をぜひ御覧いただきたい!
【作品紹介】
○「うちなおし」作・演出:小林基
※リーディング作品
山家の主はかつて美しい刀を造ることを夢見た刀鍛冶であった。今はただ寂しく枯れ落ちるのを待つばかりの老人である。
その日、彼は気まぐれにささやかな善行を施し、それにより奇妙な訪問を受けることになった。
それぞれに行く道があり、それぞれに旅立つ時がある。何がそれを決めるのかはわからない。ただ、そういう時が来るのだ。
心折れ倒れ伏した者でも、その時は来る。
何が幸いするかは、誰にもわからない。
○「とめどなく日常」作・演出:ハギハラヒロキ
喫茶店。客は女性が2人。50代か60代のおばさん。
おばさんの年齢はわからない。みんな同じに見える。さっきから深刻そうに話をしている。店長とアルバイトのおばさんがまた喧嘩をしている。殺すとか死ねとか聞こえる。おばさんといっても、こっちのおばさんは30歳くらい。でも、わたしから見ればおばさん。店の外が騒がしい。警察? 自衛隊? よくわからない。最近、元カレの夢をよく見る。あの頃に戻りたいのだろうか。そんなことはない、はず。とめどなく日常が溢れる。こぼれているよ、と、声が聞こえた。
※※※※
ご安心を!役者さんは正気を保ってます。まだ。
来週は駄目かもしれないですが、でも鋭気は充分なんだよなあ‥えらいなあ。俺も頑張らねえとだ。
気合入れてます!宜しくお願いいたします!
予約はこのページかGメールkabeyanotanuki@gmail.comまで。
演劇結社スナフ缶×球 合同公演『並行文学』
「うちなおし」作・演出:小林 基
「とめどなく日常」作・演出:ハギハラヒロキ
出演:大森由美子、齋藤紗稀里、松本恵美子
日時:5/28(土)16:00、19:00
5/29(日)11:00、15:00
※開場は各回開演の30分前
料金:全席自由/1,000円(当日1,500円) 高校生以下 500円(前売・当日共)
会場:ATELIERブリコラージュ
福島県福島市置賜町8-30 カスタムビル2F
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