観てきました。(長いバージョン)
- snufkaninfo
- 2010年12月20日
- 読了時間: 2分
今日も長い上にまとまらない文章ですorz
日曜日に郡山・創空間富や蔵での捨組さんの公演『ある、最高会議』の舞台を観て参りました。
演出・ステカセさんの舞台を観るのはこれが初めてだったので妙に緊張しながら観劇に臨んだのですが、のっけから『ショッキングなシーンが』『淡々と進行する』という妙な展開でかなり唖然とさせられました。
この舞台、途中物語が2回ほど(おそらく意図されて)それまでの物語を亡きものにせんとばかりに急展開するのですが、明らかに『それどうなのよ』と思って観ていたはずのものがいつの間にか舞台の上で馴染んでいる。
『あれ? 順応してる‥?』とヒヤリとしたわけです。これは本当に凄い。
観劇後で身内五人ほどで少し離れたダイニング『JUJU』で飯を食べつつ芝居の感想とかを話し合ったのですが、それぞれの印象もかなりはっきりと分かれていて変に白熱したのがまた。
僕の解釈と感想をとにかくまとめるなら、
『飛ばしたまま本人も諦めてしまったメッセージを、文化も違う奴が受け止めてそれに応えた』
みたいな感じでしょうか。
(違ってたらかなりすいません)
観に行った連中でかなり意見が割れたのですが、冒頭から続く異常なまどろっこしさが『文化』であるとするならば、それはそれでありなのではないかと僕はそう思います。
それくらいズレている人々がああして軽口を叩きあい、笑いあっている風景は思い返してほっとします。
(ただ全員の共通の見解として『もう少しコンパクトにすることはできた』というのはあります)
クライマックスのアンドウさんの『家族だろう!?』というセリフも、聞いた当初は物凄く引っかかっていたのですが、物語を全て終えてから思い返してみると『あの時のアンドウさんなら逆にそれ以外に妥当な言葉がないなあ』と僕はそう納得したのです。
『なんかこれ、物凄くまどろっこしいくせに物凄く優しい話なんじゃないか』と見終えた直後はすごく胸が一杯になって、かなりふらふらした状態で会場を後にしたのを憶えています。
あれこれ聞いてみたいことはたくさんあったのですが、夕方の公演もあることも考えて簡単な挨拶だけで帰ってきてしまいました。
チラシまではさんでもらって何て失礼なんだと猛省です。
小原君の気の吐きっぷりと鳥居さんの細かい表情のリアクションは個人的に物凄いヒットでした。
細かいこともあれこれありますが、いいお芝居を見たなあと素直に思えたのは収穫です。
捨組のみなさん、素敵な芝居をありがとうございました。
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