お祭りがはじまる。
- 小林 基
- 2023年8月17日
- 読了時間: 2分

だいたい何か新しいものが始まる時ってのは。
前触れもなく唐突で、勢いがあって、そのくせ余裕も無くふらふらで、最後はもうガムシャラで、それで何かに繋がっていったりする、もので、あって、欲しいなあという、まあその、願望ですが。
世間ではお盆も終わりまして、気がついたらもう2週間もしないうちに本番が来ます。
いろいろなところで触れております『プレ・アリコミ祭』、様々なパフォーマーが織りなす表現と表現を繋ぐ為のささやかなお話ではありますが、この小さな物語を書くにあたりものすごく濃密な旅をして参りました。
未だに我々が何をやれるのか、そこのところの見極めは難しいんですが、なんとなく何を目指せばよいのか、ということは幾度かの稽古を通じてわかったような気がします。あとはそいつをやれるかどうかが肝心で、これがなかなか難しい。
えー。
今回会場となるアリオスは、正直自分のような圧倒的零細劇団(なにせメンバーは一人だ)の芝居打ちにとっては相当に敷居が高いところではありますが、芝居を始めて幾年月、なにかと絡む機会の多いところではあります。そういう場所でこういうことをやらせてもらえるのは素直にありがたいです。いやむしろ本当に俺でいいのか、と恐縮するところですが。
まあ、せっかく機会をいただいたもので。
頑張ってやらせてもらいます。
今回の台本を書くにあたりたくさんの人々の協力をいただき、またたくさんのパフォーマンスに触れさせていただき、今一度『芸術とは、表現とは?』という疑問と向き合うことができました。本当にありがたい。こいつをうまく返していけるだろうかと不安でもあるのですが。
こう、頑張って、皆さんの素敵なパフォーマンスの足を引っ張らないよう、また観に来て下さったお客さんたちがなんかいいなと思っていただけるよう、やっていきたいと思います。
なんつって。
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