富岡演劇祭2023.01.22
- 小林 基
- 2023年1月13日
- 読了時間: 2分

お疲れさまでがす。
紆余曲折を繰り返しながらなんとか終わった先月末の公演に延長戦が入りました。
1月20日から福島県富岡町で開催される富岡演劇祭、22日午前中の小ホールの一枠を預かりましてもう一度、『さよなら赤井先輩』の舞台に挑みたいと思います。
好きな歌の歌詞のように『つばを飛ばし/青春を叫び』ながら作った芝居です。目新しいことはできませんが、PITでの舞台の忘れ物を拾いに行くような感じで取り組んでいます。
稽古を重ねながら、自分の歩いてきた道を何度も何度も振り返るような作品で、やってもやっても先が見えてこなくてヘキエキしたりしながら、何度も何度もああ、そうかもしれない、そうだったかもしれないなと考えたりした芝居です。
正直対バンがシア・トリエとか、いわき市では高校演劇大会があるとか、逆境につぐ逆境でぶっちゃけお客さん一人も来ないかもしれんよ?という状況でもあるのですが(笑えない)、それでもやろうぜと言って下さったチームの方々(正気だろうか)や、富岡演劇祭参戦を勧めて下さった皆様に応える形でもう一回、やらせてもらおうかと思います。
富岡演劇祭は震災以降、元気の無くなってしまった富岡の街に元気を取り戻したいと願う方々によって立ち上げられた新しいイベントで、そういう試みはすごい良いことだと思います。世相はどんどん暗くなって来ているし、余裕とかもだんだん無くなって来てるし、そんな時に芸術がなんの役に立つんだみたいな話もちょくちょく聞くんですが、馬鹿お前、そんな辛いときに踏ん張る力をくれるのが文化じゃねえかよ、人はパンのみで生くるにあらずってキリストも言ってたじゃんかよとか思うのです。
いろんな人々が様々な表現を持ってきて、それを見た人々がいろんなことを考えて、何かを始めることに繋がったらよいなあ、などと思いながら、ひとまず頑張ってみようかと思います。酔狂で観に来てくれる人らもいるかもしれん。まずはやってみよう。
まあそんな感じで、言ってまいります。
よければ観に来てやったり、応援してやったりして下さい。喜びます。
さあて、もうひとふんばりだ。
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